モニターライトと言えばBenQのScreenBarシリーズといわかばかりに有名なBenQ。そんなBenQ ScreenBar Haloを愛用していましたが、Proへ買い替えました。なぜ買い替えたのか、そしてどっちがオススメなのかこの記事でレビューしていきます。

BenQ ScreenBar シリーズの比較
| BenQ ScreenBar Pro | BenQ ScreenBar Halo | |
|---|---|---|
| 照度 | 中央1000ルクス | 中央800ルクス |
| 照射範囲 | 85x50cm | 63cm x 40cm |
| 色温度 | 2700K ~ 6500K | 2700K ~ 6500K |
| 電源供給 | USB-C | USB-A |
| デザイン | ブラック・シルバー | グレー |
| 価格 | 19,900円 | 24,930円 |
BenQ ScreenBar Proの開封
早速本体を開封して、デザインをチェックしていきます。
Amazonで購入をしましたが、BenQは相変わらず外箱に伝票が直接貼られる形です。気になる方はAmazonでギフト梱包で注文すると良いかもしれません。


ちなみにシールはきれいに剥がせますが、真ん中ののりの後は残ってしまいます。。。。

この外箱の段ボールを開けるとおしゃれな箱が出てきます。

この箱を開けると本体が見えてきます。梱包は布っぽい素材で今までにない梱包でした。高級感を漂わせます。


・ScreenBar Pro 本体
・USB Type-C アダプター
・Webカメラ取付用パーツ
・取扱説明書
・製品保証書
ファーストインプレッション:質感とデザイン
箱から取り出してまず感じたのは、おっ!かっこいいじゃん!更にその質感の高さ。私が選んだのはシルバーモデルですが、アルミニウム合金のひんやりとした感触と、洗練されたデザインはデスクの所有感を満たしてくれます。(ブラックモデルもあります)
Haloがワイヤレスリモコンに機能を集約していたのに対し、Proはライトバー本体に全ての操作系(タッチセンサー)が内蔵されています。これにより、デスク上がさらにミニマルになりました。

設置:進化した新型クリップ
設置は驚くほど簡単です。 Proのクリップは、Haloや旧モデルからさらに進化しており、特許取得済みの新設計が採用されています。
- 湾曲モニター対応: 背面の重りと前面のクリップが独立して動くため、1000Rのような強い湾曲モニターにもしっかりフィットします。
- Webカメラを邪魔しない: クリップの中央部が細く設計されており、モニター上部にWebカメラを設置していても干渉しにくくなっています。
工具不要で、モニターの上に乗せてUSB-Cケーブルを接続するだけ。1分もかからず設置が完了しました。

ScreenBar Pro 最大の特徴:すべてが「自動」
点灯してすぐに、Haloとの決定的な違いに気づきました。 Proの強みは、以下の2つの「自動化」に集約されています。
更に電源をつけた瞬間、物凄く明るい!!実感できるレベル!
① 人感センサーによる「自動ON/OFF」
これこそが、Proの存在意義です。
ライトバー中央に搭載された超音波センサーが人の動きを検知し、デスクに座ると自動でライトが点灯。席を離れて5分経つと自動で消灯します。
もう、ライトの電源ボタンを押すという「行為」そのものが、日常から消え去りました。
② リアルタイムの「自動調光」
もちろん、BenQの十八番である自動調光機能も健在。内蔵された環境光センサーが、部屋の明るさをリアルタイムで検知し、常に最適な明るさと色温度(暖色〜寒色)に自動で調整してくれます。
日中は集中しやすい寒色系の光に、夜になって部屋が暗くなれば目に優しい暖色系の光に。すべておまかせです。

なぜ私は「ScreenBar Halo」から買い替えたのか
さて、本題です。 あれほど完成度が高かったHaloから、なぜProに乗り換えたのか。
Haloの強みは「ワイヤレスリモコン」と「背面バックライト」でした。 特にバックライトは、モニター背面の壁を照らすことで間接照明のような雰囲気を作り出し、目の負担をさらに軽減してくれる素晴らしい機能です。
しかし、私はその2つの機能よりも「究極のズボラ」を選びました。

理由①:ワイヤレスリモコンが「不要」になった
Haloのワイヤレスリモコンは非常に高品質ですが、それでもデスク上に「モノが1つ増える」ことには変わりありません。そしてその分、誇りもかぶり掃除も大変になります。。。。
Proは、人感センサーによる自動化で、リモコン操作(電源ON/OFF)というタスクそのものを過去のものにしました。
- Halo: デスクに座る → リモコンに手を伸ばす → 電源ON
- Pro: デスクに座る → (すでに点灯している)
この「何もしなくていい」体験は、一度味わうと戻れないほどの快適さです。だって、デスクに座るたびに触るの面倒くさいじゃないですか。私の場合はAlexaの音声で操作するようにしましたが、それでもストレスでした。

理由②:「バックライト」より「実用性」
Haloのバックライトは、確かに雰囲気が出てオシャレです。しかし、私の使用環境では「なくても困らない」機能でもありました。なぜなら、モニターの裏側にHueのライトを貼り付けています。そのため、背面照明はほとんど使いませんでした。更に背面照明をつけると正面側の照度が落ちるためです。
私は、ライトに「雰囲気」よりも「実用性」と「手間の削減」を求めていたのです。
Proはバックライトを廃した代わりに、「自動ON/OFF」という最強の実用性(=ズボラ機能)を手に入れました。これは、日々の作業効率に直結する、静かなるイノベーションです。

結論:ScreenBar Proへの買い替え価値はあるか?
この買い替えが「価値あるもの」になるかどうかは、あなたが何を重視するかによります。
買い替える価値が「大いにある」人
- 「ミニマリスト」
- デスク上にリモコン1つ置くことすらなくしたい。
- 「究極の効率主義者(ズボラ)」
- 電源のON/OFFという動作自体を人生から消したい。
- 「設定は全部おまかせしたい」人
- 明るさも色温度も、点灯も消灯も、全部ライトに任せたい。
- 「間接照明は別で用意してる」人
- HueのようなRGBライトを付けている場合、逆に背面ライトは不要になります。
Proは「ライトの存在を忘れる」ことをゴールにした製品です。
買い替えを「待つべき」人 (Haloのままで良い人)
- 「ワイヤレスリモコン」が必須の人
- 手元で直感的に明るさや色温度をイジりたい。
- 「間接照明(バックライト)」が欲しい人
- モニター裏の壁を照らし、デスクの雰囲気を重視したい。
- 頻繁に席を立つが、ライトは点けっぱなしにしたい人
- Proの自動OFF(5分)が煩わしく感じる可能性があります。(※センサーはOFFにもできます)
まとめ
BenQ ScreenBar Proは、モニターライトというジャンルに「自動化」という新しい価値を持ち込みました。
Haloの「多機能・雰囲気」に対し、Proは「自動・ミニマル」。
私は、デスクに向かうたびに自動で「パッ」と最適な光が灯る快適さを手に入れ、リモコンを操作する手間と、電源の消し忘れの罪悪感から解放されました。
もしあなたが、私と同じく「究極の手間削減」と「ミニマルなデスク環境」を求めるなら、ScreenBar Proへの投資価値は間違いなくあります。これは、日々の小さなストレスを確実に消し去ってくれる、まさに「Pro」の道具です。
良きモニターライトライフを!

